ドモヽ(´Д` ) ( ´Д`)ノドモ zknsです。
久しぶりの読書感想文!
また読書にハマってます。時々読書にハマる波が来るんですよね。
今回は『「超」入門 失敗の本質』
「失敗の本質」 という本の解説本です。
失敗の本質は私はまだ読んでいないのですが、旧日本帝国軍がなぜかの大戦で米国に負けたのか、その本質を組織論の観点から説いた本です。
この本は先程から何度も書いているように、「失敗の本質」の解説本です。
ただ、『「超」入門』だけでも容易に理解できるよう、本当にわかりやすく書かれています。
わかりやすい理由は、
- 旧日本帝国軍の実例や当時の米軍との比較・経緯
- 解説
- 現代でも見られる同じような具体例
特に、失敗例と成功者の比較 - まとめ
基本的にこの4つの構成でまとめられていることです。
3.の部分では、マイクロソフトとアップル、東芝、ホンダ、日産等々、CMでもよく耳にする企業が多く例として引き合いに出されるのでとっつきやすく、解説もとても丁寧なのでわかりやすい。
ビジネス書や啓発書は漠然と書かれているものもあるので、そういったものと比べると非常にわかりやすく書かれてるなという印象を受けました。
特に印象に残ったのは、「トップダウン方式の旧日本軍」と「ボトムアップ方式の米軍」の違い。
この本では「トップダウン」「ボトムアップ」という言葉は使われていませんが、この言葉のほうがわかりやすい方も多いのではと思います。若干ニュアンスが違うのかもしれませんが。
旧日本軍にはじまり日本の組織の多くは「現場を知らないトップがよくわからないまま意思決定をする」
それに対し米軍は「現場にいたものを意思決定の場に呼んで、生の意見を聞いてから意思決定する」
組織が大きくなればなるほどその差が生む影響は大きくなってしまう。
そして挙句は組織に所属する人間が「上の人間に何を言っても無駄だ」と諦めてしまう。
それが組織にとっては一番致命的な失敗なのだと。
なんというか、変な話、自分がコミュニティを管理している時にこういった本を読んでいればもっとうまく出来たのかなーとしみじみ感じた一冊でした。
集団意識や日本人としての特製である「空気を読む」という行為、成功と目標の定義、状況を打破するアイディア、日本人が得意とすることと苦手なことなどなど、組織論だけではなく「日本人論」としても非常に興味深く読めました。
組織を運営する以外でも活用できそうなヒントが満載だったので、まだ読んでいないという方は一読の価値ありの一冊です。
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