ドモヽ(´Д` ) ( ´Д`)ノドモ zknsです。とってもお久しぶりですね。
私は元気です。
前々から書いているように私はGoogleが無いと死んでしまうカラダなのですが、ふと、自分がもし明日死んだら、Googleアカウントに入っているデータはどうなるんだろう?と思って調べてみました。
もくじ
死んでもGoogleに保管された黒歴史は残り続ける
私は自分のGoogleアカウントに紐付いたGoogleDriveをめっちゃ使っています。
ここには私がアカウントを作ってからの歴史が大量に刻まれています。
ドキュメントやらスプレッドシートやら写真やら画像やら怪しげなZIPファイルやら、もう自分でもどこに何が入っているかよくわからないくらいです。
その中には見られたら恥ずかしいもの、公開されるくらいなら殺してくれたほうがいいというものもありますが、自分が主催したイベントの記録やノウハウ、私自身の歴史もここに蓄積されています。
もし私が死んだとしたら、この蓄積されたものがすべて、誰の目にも触れないまま、Googleのサーバーに残り続けます。
Googleが倒産したりサーバーが核戦争で破壊されたりしない限り。
それって無駄じゃね?誰の役にもたってないのに容量だけ食い続ける、ただのゴミ同然のデータと化すわけです。
それは我慢ならない。
じゃ、自分が死んだらデータを削除したり、誰かに預けたりする方法はないだろうか?
と調べた所、ありました。
アカウント無効化管理ツール、きみが最後の砦だ
アカウント無効化管理ツールは、指定のアカウントに一定期間アクセスがなくなったら「アカウントが使用されていない」と判断し、アカウントの削除を行うというサービス。
指定されたメンバーにお知らせして、データの救い出しもできるというものです。
早速設定してみる
まずは無効化したいアカウントにログインして、ツールのWEBページにアクセス。
「開始する」のボタンをクリックします。どきどき。
どのくらいの期間で「死亡した」と判断するかの設定
まずは、アカウントのアクセスがなくなってどのくらいの期間で、「アカウントが使われていない≒死亡した」と判断するか、その期間を設定します。
3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月・18ヶ月から選択できます。
さらに、「アクセスがなくなったよ!最近使われてないってことにしていい?」というお知らせをどの連絡先にするかを指定。
これは自分の連絡先です。
いずれの項目も、エンピツのマーク(赤マルのところ)から変更ができます。
アカウントが使われなくなったことを通知する相手を選ぶ
ここには、「一定期間アカウントが使われてない≒死亡した」ことをお知らせする相手を指定できます。
最大10人までで、Gmailを使っている人のみが対象。
またそれぞれの相手に、自分のGoogleアカウントの中のどのデータにアクセスしダウンロード可能にするかを指定できます。
「ユーザーを追加」を押して相手のメールアドレスを記入すると、次にこんな画面が出てきます。
この画像の項目以外も、コンタクト(連絡先)、Fit、Drive、Photo、Play、Google+、ハングアウト、keep、YouTubeなど、あらゆるGoogleサービスが列挙されています。
この中から相手ごとに渡しても良いと思うサービスにチェックを入れて、「次へ」。
次に、この相手が本人確認を行うための電話番号を追加します。
でもこれ、電話番号変わってたらダウンロードできないってことよね…
設定したら本人に言っておいたほうが無難そうです。
使われていないアカウントのGmailがメールを受信したときの設定
Googleアカウントで使っているメールアドレスがGmailなら、自動返信の設定も可能。
エンピツマークを押して、自動返信メールの件名と本文を設定できます。
こんな感じでしょうか。なんだかこそばゆいですね。
で、この項目も設定したら次へ参りましょう。
いよいよ、死後にアカウントを削除するかどうかの設定
削除をするならスライダーを右へ。
ちなみに、先程設定した相手がダウンロードできる時間の猶予は3ヶ月。
その後、「アカウント削除」とした場合はアカウントが消滅し、削除を指定しなかった場合は誰もアクセスができなくなるようです。
時系列で書くと
例えば、私が1月1日に死んだとします。
- 1月1日、zkns死亡
- 4月〜5月、Googleから複数回「アカウントが使われてないよ?死んだ?」とzknsの連絡先にメールが来る
- 6月末日、Googleが「アカウントが使用されていない=持ち主が死んだ」と認定。生前に指定した連絡先、最大10人に連絡が行く。
- 6月末〜9月末、連絡が行った人が生前にzknsが許可したデータをダウンロードできる
- 10月1日、Googleアカウント消滅
というような感じでしょうか。
アカウント削除までもけっこう長いですね。
設定してみて思ったこと
私はまだアラサーなのでしばらく死ぬ予定はないんですが、それにもかかわらず自分自身の「死」と向き合うのはかなり興味深い時間でした。
自分が死んだらここにあるものは誰が見るのか、誰だったら見せられるのか。なかなか難しい選択です。
いずれにせよ生きている以上いつかは死ぬので、こういったサービスに早めに出会えたのは良かったなと思います。
「死」を思うからこそ今を生きられるのかな、と。
そんな風にちょっと思いました。
Facebookも設定できそうなので、また調べてみたいと思います。