イベントを企画する人種の話

 

ドモヽ(´Д` ) ( ´Д`)ノドモ zknsです。

唐突ですが、イベント主催する人の気持ち?心理?そんなものを書いておこうと思って筆を執りました。正確にはMacBookを開きました。
特にIngressのイベントにおける自分のスタンスとか、そういうものをだらだらと書いていきます。

非常に長くなってしまったということと、私の偏見がかなり反映されていることを最初にお断りしておきます。

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1,そこに訪れないとできないことは何か

まず、私が主催するIngressイベントのあり方について。

私が今まで上田で主催してきたIngressが関係するイベントはいくつかありますが、主要なものは以下の三つです。

最後の方は主催と言うにはおこがましいですが・・

しかし、このうちのどれも一つ筋が通っているコンセプトがあります。

それは「Ingressをするためのイベントにしない」こと。

 

花見の時はもちろん、上田城で花見をして参加者同士親睦を深めてもらいたい。いろんな方と知り合いたい。
あわよくば上田の良さを知ってもらいたいというのが目的でした。

 

First Saturdayも、もちろんIngressの公式イベントという形でしたが、当日のスケジュール等を記載した地図におすすめのお店を掲載して「#上田FS」のタグを付けてSNSに飯テロ(食事の写真をUP)してもらうという企画をしました。

上田FSに参加していただいている方にはもちろん上田の美味しいものを食べていただくこと
そして当日上田FSに来ていただけなかった方にも「上田には美味しいものがたくさんある」と知ってもらうこと。

更に、「また上田に行きたい」と思ってもらうこと。「Ingressのイベントをやるとお店が儲かる」と地元の方に思っていただくこと。それが上田FSの目的でした。
なので、どちらかというと飯テロ企画が成功したことがイベントとしての目的が達成できたこととイコールであると感じています。

 

そして今回の上田真田まつり×Ingressの目的は、「Ingressをきっかけに上田真田まつりを楽しんでもらい、上田における真田を感じてもらうこと」。
そしてあわよくば、また来年の上田真田まつりに来てもらいたい、上田は面白い場所と思ってもらいたい。

そういう気持ちがあります。

 

お祭りやイベントなどの観光事業の基本的な考えというのは、お金の流れ。これが一番だと思っています。

来てもらった人にその土地の良い所を知ってもらい、気持ちよく消費してもらうこと。
それが地元もうるおわせ、より良い観光事業が生まれ、また人を呼ぶのでは、と私は考えます。

 

 

2,きっかけの一つであればいい

以前Ingressアドベント記事で書いたのですが、地元に来てもらうきっかけはIngressでなくても良いと正直思っています。

今年の上田真田まつりには大河ドラマ「真田丸」のキャストの方が数名いらっしゃると伝え聞いていますが、イベントにおけるIngressはそれと本質的には同じものだと私は思います。

 

引き合いに出すのも悩みましたが、新潟県上越市で夏に行われている謙信公祭に毎年Gacktさんがいらっしゃっていることとか、それに関するアンケートを見ているとそれをひしひしと感じます。

Wikipediaを見てみると、初開催の2007年からほぼ毎年、Gacktさんが謙信公として出演されています。

2015年9月のデータですが、こんなアンケート結果が公開されています。
上越市民の51%がGACKTさん出演望む 謙信公祭アンケート結果|上越タウンジャーナル

リンク先のページにはグラフもありますが、注目すべきは、それぞれのエリアの人が回答した内容の割合。

上越市民の51%がGACKTさん出演望む 謙信公祭アンケート結果|上越タウンジャーナル

地元の人も半数ほどがGacktさんの続投を希望しているということ。
これは地元の人が、県外から観光客を呼ぶ努力を怠っていることとほぼ同義だと私は思っています。
そりゃ、Gacktさん来れば人は来るでしょう。

県外の人がGacktさんの続投を望む声がそれよりも遥かに多いのは、地元の人が「Gacktさん以外の」地元の魅力を伝えたれなかったことが数字に現れているんだと感じます。
謙信公祭は県外の大多数の方から見ると「Gacktさんありき」。他の魅力はないのか、とも思えてしまいます。

※ もちろん私の個人的な感想です。

 

つまり、この現象とまったく同じことがIngressでも起こりうるということです。

上田はいつもIngressのイベントやってるから頻繁に行くけど、それがなかったらあんまり行くような理由もないよねー。
とか言われる街であってはいけないし、もし街そのものに魅力があったとしても、それを伝える工夫を「きっかけ」の段階で仕掛けていかないと、その魅力に気づかずに去って行ってしまうという結果になります。

 

あくまでもIngressないし有名人ゲストというのは、「そこに行こう」という動機や起爆剤でとどめておくべきで、「Ingressをしに上田へ行く」「Gacktに会いに上越へ行く」というのが最終目的になってしまってはいけない。

理想としては、「Ingress目的で上田に行ったけど、Ingressがなくてもまた行きたいと思えるまちだった」と思ってもらうことです。

 

 

3,ボランティアでやり続ける理由

基本的にはイベント企画などのまちづくり活動というのは報酬が出ません。
参加費をもらったり物販をしたりすることはありますが、基本的に黒字になることはまずありません。

それはIngressが絡もうと絡まなかろうと同じ。だいたい持ち出しがすげぇ額になって、毎回「うっわ今月やべぇ」とか言いながらやっています。

なぜそんなことになってまで、報酬も出ないのにボランティアでもやり続けるのか。

 

自分でもよくわからないというのが正直な気持ちです。

「地元が好きで、地元のいいところを知ってもらいたくて、あわよくば地元でお金を落としてもらいたい」

そういう気持ちがあるんですが、例えばその目的が達成したとしても自分の報酬が出るわけではない。
数やモノで測れる、自分にとっての利益というのは何もないです。

 

それでもやり続けるのは、企画を思いついた時の興奮とか、企画が形になっていく時のワクワク感とか、仲間との一体感とか、イベント当日の高揚感とか、イベントに来てくれた人の笑顔とか、終わったあとの達成感とか、そういったものが重なっているから。
こういう感覚は人それぞれではあると思うんですが、私の人生を変えた、師匠ともいうべきとある人も似たようなことを言っていた記憶があります。

その興奮や高揚感が麻薬のように魅力的で、やめられなくなってしまう、と。

きっとそういう人がまちを変え、新しい文化を作っていく「イベント企画をやめられない人種」なんだろうなぁと思います。

私自身も同じような感覚を何度も経験してきましたが、今現在の自分が「まちを変える」とかそういった大それた事ができる人間だとは思っていません。もし出来るとするなら、もっともっと修行を積んだあとだろうな、と。
また、いずれはそうなりたいなと願う気持ちも少しありますが、まだまだ先の話です。



 

4,その先にあるものとこれから

いま、多くのIngressイベントは自治体や地元団体が主催になっています。

特にFirst SaturdayやMission Dayなどの公式と呼ばれるイベントは開催地の地元自治体が主催ないし大きなバックアップになっているケースが多いのは、Ingressのイベントに参加している方ならご存知のところだと思うのですが。

 

実際に他自治体の公式イベントに参加していない私が言うのも難ですが、正直言って、全く報酬無しでやっている自分からすると「なんだかなぁ」と感じる部分が多いです。

その「なんだかなぁ」のモヤモヤがなんなのか、なるほどと思わせる記事があったので共有します。

 

「税金をIngressに使っている」ということ。

 

税金を使ってやるということは、その地元の人達のためになるものであるべきで、
もっとわかりやすく言うと、その地元にお金が落ちるような仕組みにしなくてはいけない。

もっと言うと、何度もお金を落としに来てくれるような仕組みにできたら理想的、ということ。

 

この言い方をすると先陣を切ってIngressを観光に取り入れた横須賀の手法はうまくできているなと今になっても思います。
そりゃあおはよう日本でも取り上げられるわ。っていう。(2015年2月にNHKの同番組「まちかど情報室」で紹介されました。ハンケさんが喋ってた)

 

最近のIngressのイベントは、別自治体のものは参加したことがないので「こうだ!」と決めつけて言えないですが、ちゃんと地元にお金は落ちているんだろうか?
「Ingressがなくてもまたそこに行きたい」と思える仕掛け作りはしているんだろうか?

自分がそれを心がけているからこそ、そんなことを思ったりします。
自治体が主催だからなおさら。

特にMission Dayなんかは自治体からNIAにかなりの額が動いているみたいですし(これって言っていいことなのかな?w)。

それをペイできるほどの消費がされているのかと思うと、ちょっと納得できない部分もあったりして。
で、そのお金はIngressじゃなくてポケGOに大部分が行ってるんじゃないかという邪推もしたり。。これは事実はわからないですしまた別の話ですが。

 

まぁそんな色々があり、例えば上田の自治体からMission Dayをやるという話があったとしても、あまり乗り気にはなれないだろうとも思います。
今の状況で、Ingressだけを足がかりにして、それをペイできるほどの消費を生み出せるとも思えないし。

 

きっとゆくゆくはIngressもサービスが終わり、別の何かがないと訪れるきっかけにならないという状況になった時、その土地が元々が持っている魅力を伝えられているか。それを今伝えるにはどうしたら良いか。

それが今、自分がIngressイベントを企画するときに焦点にしなくてはいけないことなんだろうと思っています。

 

幸い上田は元々あるコンテンツの力が強く、アピールする点も多い。
大河「真田丸」も放送中でタイミングも良い。

だからこそ「にわか真田丸」で上田に来た人たちに、「真田丸」がなくてもまた来てもらえる仕掛けをしていかないといけない。

そんなことを、大河が決まってからぼんやり思ってきました。

 

以前Google+に書いた「上田真田まつりが終わったらIngressイベントは卒業」はわりと冗談ではなくて、「来訪のきっかけ」をIngressに頼りきっている現状の自分のスタンスを変えていこうと思っているのは本当です。

それには上でも書いたように、修行がまだまだ足りないですが・・・

きっかけというのは思った以上にたくさんあり、アプローチの方法もたくさんあります。大きいことを言うと、それをうまくコーディネイト出来るようになれれば、と。いずれそんな人になれればと思っています。

 


 

だらだらと自分の書きたいことだけを書きなぐりましたが、様々な感想をお持ちの方がいるかと思います。

それぞれのイベントの主催の方の思惑もそれぞれで、イベントの目的も観光ではなくIngressをプレーすることが主体になるもの、交流を主体とするもの、ジャンルにとらわれないもの、様々あると思いますし、それを否定するものではないということ。
Ingressに関係するイベント主催者がすべてこの記事に書いているようにすべきと言うわけではなく、すべて私の個人的な感想と、自分にとっての戒め・理想を書いた記事であることをお断りしておきます。






 

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