ドモヽ(´Д` ) ( ´Д`)ノドモ 先月起きたストーカー刺傷事件の被害者が意識を回復したとのことで、ほっと胸をなでおろしたzknsです。

全然接点も何もないですが、上田市のご近所・千曲市が出身とのこと。
これからも大変だと思いますが、できるかぎり心やすらかな生活を送ってほしいものです・・・。

重体の女性、意識回復=アイドル刺傷事件-警視庁:時事ドットコム

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この関連記事で気になるコラムを見つけました。

芽を摘み、過激化防ぐ ストーカー被害防止・専門家分析:時事ドットコム

ストーカー被害に関する専門家の分析とのことですが・・・、ちょっと思うことがあったので、私自身の経験にそって書き残しておきます。

 

実際に私はしっかり(?)ストーカーをされたことはありませんが、放っておいたらまずかったろうなぁと思う場面は何度か経験してきました。
その度にかなり面倒くさいことになったり傷ついたり、信頼の置ける人にお手伝いしてもらったりしてなんとかやりすごしてきました。

それを踏まえて思うのは、この記事のとおりに対応できるかというと難しいということ。

被害者側の性格もあるのだろうと思いますが、基本的にストーカー被害を受ける人は、明らかに自分にとって不利益になるとわかる相手でも、初期段階で「NO」を言えない人が多いと思っています。

私の経験で言うと「NO」を言う方法を知らないという方が正しいかもしれません。

 

特にそういう事態に陥りがちなのが「店員と客」の場合。
「お客様」に「お金」をもらう関係など、立場の強弱があるのが一番厄介。

 

具体例を書きます。
全部私自身の実体験です。

  1. 客として店に来て、特別買い物もせず数時間雑談して、執拗に連絡先の交換をしようとする
  2. やたらとSNSでコメント・返信・メッセージしてくる
  3. SNSでおそらく自分宛てと思われる発言をたくさんしている
  4. プレゼントやお土産を頻繁に持ってくる。(買い物は5回に1回程度)
  5. プライベートの時間いつ空いているか聞いてくる
  6. 偶然プライベートの時間にすれ違ったりすると、執拗に「偶然を装って」接触してこようとする
  7. 就業時間が終わった後「出待ち」をしている
  8. Twitterアカウントを探しだし、私がツイートした内容にメッセージでそれについての返信を逐一してくる
  9. SNSで執拗に長文のメッセージを送ってくる(主に「君がいかに素晴らしいか」「僕とXXしよう」「どうしてXXしてくれないの?」など)
  10. 「zknsさんのお宅わかりました」とメッセージしてくる
  11. 自撮り写真をメッセージしてくる
  12. 距離がやたら近く、パーソナルスペースにガンガン入ってくる

こういう方の心理はよくわかりませんが、初期パターンとしては2・3・8・9が多いのかなと思います。

 

最近はだいたい危険な人は2・3回お客様として接すると「この人はまずい」というのがわかるので、なるべく接触を減らすようにしています。
で、接触を単に減らすというのは難しいので、周囲の人の協力も得るように心がけています。

相手がお客様の場合協力を仰ぐのは職場の同僚、上司が理想的。
私は幸い以前も今もいい上司・同僚に恵まれているのでこのあたりは困ったことはありませんが、あまり理解してもらえないパターンも耳にします。

 

こういったストーカーの兆候に対して私自身が「NO」とはっきり言えなかったのは理由があります。
「お客様に失礼だから」ということと合わせて、「怖いから」というのが一番だったかもしれません。

 

以前この話をしたらとある人にものすごいバカにされたのですが、なかなかにイラッとしたのでちゃんと書いておきます。

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今回の女子大生が刺傷されたニュース然り、世の中にはストーカーに危害を加えられたニュースがあふれています。
おそらく表に出てくるのはごく一部なんでしょうが、凄惨な事件ばかりが取り沙汰され、ストーカーというのはそういうものなんだという無意識の刷り込みがあるのかも。

「NO」と言ったら、今よりもひどいストーキングに発展しないか?
恨みを買うんじゃないか?
もっといくと、危害を加えられるんじゃないか?

可能性はゼロではない。

 

その可能性を考えた時、「どうにかなあなあにして、離れていってくれないだろうか」と考えます。
そして、その前提を踏まえて「NO」を伝えるにはどうしたらいいか?

そんなことはもちろん不可能です
これが「NO」という方法を知らない、と書いた意味。

 

その結果、ストーカー予備軍は勘違いを繰り返し、ストーカーになっていく。

 

こういう事態に陥る前に、お互いが一番傷つかずに済む初期段階で、接触しないようにするという工夫が必要です。

それにはまず、「不快だな」と思った時に信頼の置ける人に相談すること
「怖い」と思った時は手遅れと思ったほうがいいくらいです。

相談する人は目上の人、できれば同性であれば理解を得られやすい。

そして、自らも一切接触をしないように心がけること。
会話しない・返信しない。平たく言うと無視し続ける

 

無視し続けても変化がないのであれば、代理の人にやめてもらうように伝えてもらう
これは本当に効果的なので、周りの人も理解し協力してくれたらなと思います。

目上の人が一度対応して本人が安心して仕事ができるようになるなら、職場単位で見ても価値のある対応だと思います。
そもそも、迷惑行為をしている時点で相手は「お客様」ではないのだから。

あわせて、このタイミングでSNSもブロックする。

 

これが私が今までで学んできたことです。

 

とにかく、どこにでも頭のおかしい人・・・とまでは言いませんが、恋心に酔って相手すら見えなくなる人は世の中に沢山います。

そういう人とも図々しくうまく付き合って、時には残酷になるくらいで「逆に利用してやる」という心持ちのほうが面倒くさい・つらい思いをしないのかもしれません。

 

最後に。

こういう事態になったときお世話になった私の上司には本当に感謝しています。
ご理解を示してくださり、私は本当に恵まれていると思います。ありがとうございます。

画像はぱくたそからお借りしました。

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