ドモヽ(´Д` ) ( ´Д`)ノドモ zknsです。
最近Podcastばっかり更新してたから今日は読書感想文を久々に更新してみる。

いや、Podcastも楽しいんですけどね( ー`дー´)キリッ

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今回読んだ本はこちら

脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体

最近日経新聞の広告でよく見た「サイコパス」の筆者の本です。

「サイコパス」は以前友人に借りて読んだのですが、筆者は脳科学者なのでやはりすこし難しい言い回しや専門用語、医学的な話しなどが結構多く、他の啓発本等々と比べるとたしかに読みづらくはありました。

 

プロフ絵

余談ですが、この中野信子さんについて調べていたところ、中野さんはIngressエージェントの模様w

しかもガー黒持ってる…だと…!?

ソース:中野信子オフィシャルブログ「l’esprit d’escalier レスプリ・デスカリエ」

 

基本「頭に入ってこないところは読み流す」スタイルなのであんまり気にならなかったですがw

 

難しいことは置いといてざっくり言うと、「脳内麻薬」とは何か、アルコールやタバコ、本物の麻薬などを体内に摂取した時に体内で何が起こっているのか、中毒や依存症の仕組みなどが書いてあります。

特に興味深かったのは依存症になる仕組み。
これも脳内麻薬の異常分泌が原因という。

例えばタバコ、アルコール、ドラッグなどモノに対する依存は、その「モノ」を摂取することで、脳が快楽を覚える仕組みに異常をきたしているかららしいのです。

他にも依存症というと、ギャンブルやセックスや恋愛依存などもありますが、これはモノではなく「行為」に対する依存。
過食症もこれのうちに入るとか。
外的要因があって分泌作用をおかしくしているわけではないんですが、そもそも、脳内麻薬を分泌して快感を覚える部位に障害があることが多いそうです。

この本を読むまで私はギャンブルやタバコなどの依存症は「意志の弱さ」が原因だとばっかり思っていました。
でもそうではないと。

脳内麻薬、つまりドーパミンが脳にもたらす快感というのは人の意志で抗えないほどの快感なんだそうです。
「食べる」「生殖する」で満足感を覚えるということは、種を残すために必要だから、本能にダイレクトに影響してくる快感。
それが何らかの形で異常分泌されたとしたら、人の薄っぺらい「意思」なんかで覆すことはできないから、だそう。

目からうろこでした。
つい最近「世界禁煙デー」があって、タバコは体に悪いですよ―禁煙しましょうね―という広告が大々的に出ていましたが、おそらく、「そんなことはわかってるよ!でもやめられないんだ!」っていう方が多いんじゃないかな、と想像しました。

なもんで、

  • 何でタバコはやめづらいのか
  • なんでタバコは依存性があるのか

みたいなことを、こういう脳科学的な観点でもっと周知したほうが良いんじゃないかなと思います。
自分の意志だけじゃ無理だから禁煙外来行こう、ってなる人が多くなるんじゃないでしょうかね。

 

プロフ絵

自分にこれを当てはめて考えた時、自分がお祭りに関わったりイベント企画をやめられないのはこれのせいだろうと思いました。

以前からイベント企画する人の気持ちだのなんだのと書いてきましたが、結局のところ、それを達成した時に感じる満足感や承認された実感、必要とされたという気持ちが脳内麻薬になっていて、結果嫌だ嫌だと言っていてもまたやりたくなるんだろうなと。

そりゃあ辞められるわけがない。

コミュニティを作って必要とされて、自分のやってることに対して評価されて、おそらくガンガンドーパミン出てたと思いますね。

でも最終的にそれを上回るストレスに負けてしまったという。

今でもIngress界隈の話を少し聞くと「あ、楽しそう(ドーパミン出そう)」っていうのを感じますが、それ以上に、時間とか諸々の犠牲になるものが多いからもはやあまり手を出さないんですが。

 

人がコミュニティを作らないと生きていけない生物という前提なので「承認された・必要とされている実感」に脳内麻薬が出るのはまだわかるとして、「達成感」を覚えた時に脳内麻薬が出ると言われているのは不思議ですね。