ドモヽ(´Д` ) ( ´Д`)ノドモ zknsです。

まだ3回めのこの連載ですが、興味深く読んでます、と言ってくださる方がちらほらいらっしゃってありがたい限りですm(_ _)m
とはいえ最初にも書きましたが多分めちゃくちゃ特殊な治り方だったので、今現在同じような悩みを抱えている方の参考になるかはわかりません・・・

「こういうこともあるのね」ぐらいの気持ちで生暖かく眺めていただければ幸いです。w

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今日は通院とかお薬の話をまとめていきます。

脱・うつ病。うつが治った話1
脱・うつ病。うつが治った話2

 

通院について

当時通っていたA病院は、地元でもそこそこ有名な精神科病院でした。
この病院はつい2年位前に改築されてかなり綺麗になりましたが、当時は古い建物で待合室も暗く、なかなかにイケてる(※お察しください)病院でした。

うつ病・神経衰弱などの診療をする科は精神科の他にも心療内科がありますが、この病院は本当に「精神科」。
発達障害の方や認知症の方の治療なども多く受けている病院でした。

 

A病院にはあまりいい思い出はありません。

 

待ち時間が長く、患者さんも多いので診察時間も長くても5分くらい(体感なので、そのくらい短かく感じたということ)。
前回からどうですか、つらいままかわらないです、じゃあお薬増やしておきますね。また来月来て下さい。

そんな感じ。流れ作業のようでした。

 

そして、担当の先生が頻繁に変わりました。スパンは長くても半年。

私の状況をわかっている先生がいないので、親身になって相談なんて出来ないし、ますます流れ作業的になるばかり。

 

時が経つにつれて飲む薬は増え、治るはずもなく、ただ毎月すがるように通っていました。

 

投薬について

当時は何種類か薬を飲んでいましたが、大きく分けて3種類です。

精神安定剤、抗鬱剤、睡眠導入剤

それぞれがどの効能かというのは当時はよくわかりませんでした。

 

一番変化が現れたのは、睡眠導入剤を飲むことで健忘が現れ始めたことでした。

前向性健忘とは、睡眠薬を内服以降の記憶がなくなってしまう現象です。
睡眠薬の効果が消えている翌朝以降はしっかり記憶できるため「一過性」と付きます。

一過性前向性健忘とは、睡眠薬の服薬後に
自分では覚えてないんだけど、歩いたり人と話したりしてしまうことです。

翌朝、家族などに「昨夜こんな話をしてたよね」と言われますが、自分には全く記憶にないため、
とても不気味に感じるようです。

ゾルピデムの全て【医師が教える睡眠薬のすべて】 より引用

 

普通は薬を飲んでから寝るまでの記憶をなくすのが薬による健忘なんだと思いますが、私の場合は何故か昼間に言ったこともごっそり抜けていたりすることもありました。

自分が言った言動、約束、当時の彼氏から指輪をもらったことすらも忘れてしまっているとか。

そもそも自分の脳みそに入れ忘れたかのように、ヒントをいくらもらっても思い出せない。
もともと忘れっぽいとかそういうレベルではありませんでした。

 

こればかりは本当にひどくて、なおさら自信喪失につながる大きな要因になりました。
自分の言動を覚えていられないということは、名実ともに自分の言動を信じられなくなるということ。

今でさえ、もしかしたら今の自分の言動が覚えていられなくなるかもしれないと思うと恐怖を覚えます。なるべく忘れないように努力をしているつもりですが・・・。

 

睡眠導入剤も飲んだからすぐ寝れるかと言うとそうでもなく、健常な人と同じようにいろいろ考えてしまうと寝れないものです。
何も考える暇もなく眠ってしまえば、朝まで夢すら見ないような深い眠りに入るんですが・・。

もともとネガティブなことを考えているので、「眠らなくては」という焦りと「眠れない」ことへの恐怖が出てきて、さらに眠れなくなります。

 

眠れない夜は様々な感情が出てきます。

恐怖、寂しさ、不安。
余計なことをたくさん考えます。

その中で、あまりにそのネガティブな感情が募りすぎると、「何も考えたくない」のに考えてしまう、その状況が辛くて「自分なんかいなくなってしまいたい」「最初から自分なんかいなければよかったのに」、いずれは「死にたい」とか、最終的には希死願望につながっていくわけです。
そこからは、「どうしたら楽に死ねるだろう?」とか「私が死んだらみんなどう思うだろう?」とか、死ぬことが希望のように思えてきます。

 

うつをやっていた時に一番つらかったのは、眠れない夜だったかもしれないな、と、今になってぼんやり思います。

 

今日はこの辺で。
次はうつになってからの他人との関わり方とかを書こうかと思います。

 

脱・うつ病。うつが治った話3 通院・投薬